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活動報告

ドン・ケニンの国政報告をはじめ、所属している各委員会での議論内容などについてご報告させていただきます。

国会活動

4/3 財政金融委員会報告

2012年04月04日 (水)

昨日の財政金融委員会ではAIJ浅川社長などを参考人として質疑を行いました。

AIJ問題では、水増しによる虚偽の報告を行ったことによる金商法違反については本人も認めていますが、社長は一貫して「騙すつもりはなかった」として詐欺については否定をしました。

なお、私が行った質問に対する答弁について、本日ので「ファンド間の損失転嫁か」として大きく取り上げられていますが、真相に近づいたのかもしれないと思っています。

今後、虚偽証言が罪に問われる「証人喚問」の形で再度国会に呼ぶことも検討されており、徹底して追求していく必要があります。

以下、質疑の概要です。 動画は

【浅川AIJ代表取締役・西村アイティーエム証券代表取締役】

○AIJのHPを拝見したが、本当に情報の載っていないHPでびっくりした。この程度の情報開示しかしない会社に運用を任せる基金も問題だと思うが、一つ不思議に思ったことがあるので教えて欲しい。2010年度の事業報告書について、約79百万であるにもかかわらず、営業外収益が3億34百万円も計上されている。これはHSBCからの真正のNAVに基づく管理報酬(9年間で45億円)から、AIJが水増ししたNAVに基づくアイティーエム証券への報酬(9年間で27億円)を差っ引いたものが営業外収入で、募集手数料(9年間で9億2千万円)が営業収入ということか。

(AIJ浅川社長)そうだと思う。

○証券取引等監視委員会の公表資料によるとファンド受託銀行であるHSBCが作成した純資産額とAIJ作成純資産額は始めの1年を除いて、AIJ作成純資産額すなわち虚偽の数値がずっと大きくなっており、浅川参考人もこれは認めている。不思議なのは、西村参考人が「HSBCから報告されるNAVとAIJ投資顧問からいただくNAVが一致していたので、虚偽という認識は近々まで持っていなかった」と述べていることである。矛盾しているではないか。どちらが正しいのか。

(アイティーエム証券西村社長)新規募集の期間に載っていた基準価格とAIJの額は一致していた。募集していた際には正しい数値を使っていて、それ以外のファンドは違う数字になっていて、全体としては損をしていたということだと思う。

(浅川社長)新規募集のものについては真正のNAVでやっている、それ以外はそれにあわせるように水増しをしたということ。

○ということは、新規募集の際には水増しはしないで、それ以外は水増しをしたということか。

(浅川社長)当然そうしないと新しく発行できないからそういうこと。

○ここに大きな「騙す意図」が感じられるのでないかと思う。販売しようとするときだけ真正NAVを使って、お金を入れてもらったら水増ししたNAVを出してくるということなのだから、当然「騙す意図」があったのではないか。

(浅川社長)そういうことではない。「騙す意図」を持って新規募集したことはまったくない。

○では新規募集が終わったものや、新規募集していないものに水増しをしたというのはどう説明するのか。どういう区別を持っていたのか。

(浅川社長)新規募集は真正NAVで、それ以外は水増しということは事実であるが特定の意図を持ってということはない。募集は2009年初めまでであり、それ以降は募集をしていない。

○とてもではないが、今の説明で納得できるものではない。
グローバルファンドの投資家向け説明資料を見ると日経225オプションのショートボラティリティが投資戦略の中心だとしているが、2010年度の事業報告書を見ると、デリバティブ取引高総額57兆円のうち、株式先物・株式オプションは2兆2千億に過ぎず、ほとんどすべてにあたる55兆円が債券先物・オプションでの取引だったと記載されている。これは本当の数字なのか。説明資料とは異なり、実は債券ファンドだったということか。

(浅川社長)数字は本当だと思っている。金額ベースではそうなるが、枚数ベースでみると(そこまでの差はないものの)少し株よりも債権中心に運用していたのは事実。

○株式市場が低迷しているのは誰の目にも明らかなので、債券で運用したように見せかけているだけで、運用実態などなかったのではないか。

(浅川社長)57万枚の取引はしている。

○通常大きな金額での取引を繰り返せば市場に何らかの取引の痕跡が残るものだが、市場関係者の話を聞くと、AIJにはその痕跡が見られないという。このことをどのように説明するつもりか。

(浅川社長)どこの市場関係者かはわからないが、現実にシンガポールを通じて取引実態はある。日本の市場関係者が知らないだけ。売買契約は全部あると思う。

○取引は証券会社1社とやっていたと先ほど証言されたが、具体的にはどこか?

(浅川社長)シンガポールにあるウォング。ここはいろいろな証券会社に出せるというメリットがあり、国内の証券会社にはわかりにくかったのではないか。

○日本の証券会社であれば、顧客適合性原則から問題があるのではないかとの観点から聞いたが、そうしたことを避けるためにシンガポールでやっていたのではないかもしれない。
「顧客とともに栄える」「自己の利益より顧客の利益を先にす」という、あなたの出身証券会社の社是を覚えているか。

(浅川社長)当然覚えている。

○金融ビッグバン以来、金融業界は自由な環境の中で健全に成長すべく、努力してきた。その金融業界全体の長年にわたる努力をあなたは踏みにじったわけだが、そのことに対してどのように思うか。

(浅川社長)結果としてこういうことになって申し訳なく思っている。

○ここは国会の場なので今後の金融行政をどうするべきかという観点からすると、あなたは貴重な生き証人でもある。あなたのこの10年を振り返ったとき、金融庁はどうすればあなたの悪事を発見できたと思うか。

(浅川社長)私が言える立場ではない。

○金融行政が事後チェック中心のルールベースの監督体制にある中、あなたのようなことをする人間は今後も存在し続けると思うか。

(浅川社長)私は何とも言えない。他の投資顧問会社には申し訳なく思っている。

○衆議院財務金融委員会で運用報告書の改ざんについて、「だますということじゃなくて、水増ししたNAVを継続して、今の状態を維持したいということで言っているわけです。」と訳のわからないことを言っているが、しばらくばれないようにしていれば、いつか奇跡が起こって累損が全て消えると信じていたのか。

(浅川社長)そんな心の余裕はなく真摯に闘っていた。奇跡というかはわからないが、日々一生懸命にやっていた。

○バブル期に稼ぎまくった証券マンにあなたのような人が多いのは知っているが、未だに業界に生息しているのには驚いた。金融について何も学ばず勢いと口先だけで稼いできた人々には、この10年、15年の相場は難しかったのではないかと思う。

【石山東京年金経済研究所代表取締役】
○衆議院財務金融委員会で自分は被害者だと話しているが、今でもその考えは変わらないか。

(石山社長)その通り。何故ならば仕組みとしてリスクヘッジをしていると理解していたからである。

○あなたはコンサルタントとして仕事をしていたわけであるが、プロとしてのコンサルタントが被害者といっているわけであるが、一体何の仕事をしてきたのか。単に、社保庁出身だと言うだけでやってきたのではないのか。

(石山社長)58歳から年金基金の仕事をはじめたが、それから2年間一生懸命に勉強して運用戦略とかを研究した。

○先ほども自分で年金運用のプロではないと言っていた。ではあなたは一体何のプロなのか。あなたの顧客はプロとしてのあなたの話を聞く。そしてあなたは報酬をうける。何に対して報酬が払われていたのか。あなたは何のプロなのか。

(石山社長)各年金の運用決定委員会が検討をする際に議論できる資料を提供するという、意思決定のための支援。

○私は言葉の定義によるが、官僚出身者が関連会社にいくということが全て悪いとは思っていない。しかし、能力のない人間が、過去の職歴だけによって要職に就くことが問題だと思っている。社保庁出身者が厚年基金に多く天下り、あなたのようなコンサルがその周りを跋扈している状況は、最悪の天下りパターンだと思う。

【渡辺栃木県建設業厚生年金基金理事長】
○「詐欺以外何物でもない。当初から騙されていたと強く感じている」とお話しされたが、アイティーエム証券の勧誘のありかたについて、どのような問題を感じていたか。

(渡辺理事長)勧誘に来た時には改ざんをしているということは一切なく、運用はうまくいっているということで、3年間観察した。経済状況悪い中、AIJの運用がうまくいっていると見せかけられて、私どもが採用したということ。

○投資勧誘にあたって、「非常にうまくいくんだ」という断定的な勧誘手法がとられていたのか。

(渡辺理事長)そういう話だったから切り替えた。

○被害者である一方、企業年金加入者から見れば運用を委託しているのが渡辺参考人ということであるから、いわばプロとして運用を委託しているということとなる。ご自分は運用のプロだとお考えか。

(渡辺理事長)プロとは思っていない。

○年金基金の制度そのものを変えていかなければならないと私は強く思っており、こうしたことはあらためて委員会で取り上げていきたい。 
動画は

 

 

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