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活動報告

ドン・ケニンの国政報告をはじめ、所属している各委員会での議論内容などについてご報告させていただきます。

国会活動

6/10(火)参議院 外交防衛委員会報告

2014年06月10日 (火)

本日の外交防衛委員会では集団的自衛権あるいは国連安保理決議に基づく国際貢献としての集団安全保障に関し、みんなの党の党内の議論の中で、政府の見解を確認しておいた方が良いと感じた点を中心に質問を行いました。

1つめは集団安全保障や集団的自衛権を行使した場合の自衛隊の指揮統制権についてです。当然他国との共同オペレーションを行うこととなるわけですが、その際、自衛隊に対する指揮統制権を我が国が主体的に持ち得るのか否かという点です。

まず、防衛省・外務省から、日米安全保障条約およびその指針であるガイドラインでは各々の指揮系統に従って行動すると明記されていること、過去の湾岸戦争やアフガン戦争における多国籍軍でも、各国は司令部と連絡・調整を行いつつも、自国軍隊に対する指揮権は持っていたこと、自衛隊が参加したイラク戦争においても自衛隊の指揮統制権は我が国が有しつつ司令部と連絡・調整を行っていたことの紹介がありました。

その上で、小野寺防衛大臣からは、現在行っている与党協議を踏まえ政府として今後検討を進めていくこととなるが、一般論で言えば、集団安全保障においても、集団的自衛権行使においても、自衛隊を我が国が主体的に指揮していくことについてはこれまでと同様と考えているとの答弁がありました。また、特定の共同オペレーション実施に際して、自衛隊の指揮権を一時的にでも他国に委ねることは一切想定していないとも明言されました。

2つめは、自衛隊の任務について確認しました。

現在、自衛隊の任務は自衛隊法で定められていますが、我が国の防衛を「主たる任務」、公共の秩序の維持、周辺地域における我が国の平和と安全に重要な影響を与える事態に対応した活動、国際社会の平和、安全の維持に資する活動(PKO等)等を「従たる任務」と位置づけています。安倍総理は「積極的平和主義」として集団安全保障の拡大を目指しており、これを「従たる任務」から「主たる任務」に格上げするつもりなのか、また集団的自衛権を行使できるようにした場合、集団的自衛権は個別的自衛権と同様に「主たる任務」に位置づけられるのかを確認しました。

小野寺防衛大臣からは、集団的安全保障については確定的には言えないものの、「これまでの姿勢に変わりはない」と答弁され、引き続き「従たる任務」として位置付けることを示唆した答弁がありましたが、一方、集団的自衛権については「現時点では質問に答えるのは困難」と、方向性が明示されませんでした。

今後、自衛隊の海外派遣が増加すれば当然、本土防衛の体制を確保するという観点からの検証が必要となることからこうしたことを確認したのですが、小野寺防衛大臣からは「国際貢献のありかたについては、我が国の防衛に必要な体制を確保しつつ都度慎重に判断を行っていく」との一般的な答弁しかなく、政府の今後の検討状況をしっかりと見守っていく必要があると感じました。

最後に、政府が集団的自衛権を限定的に行使していくとした場合の「歯止め」について、何らかの「指針」を作ることを検討しているといった報道がされていることに関連して、そうした「指針」は閣議決定だけでなく、国権の最高機関である国会審議を通じた法律改正でも盛り込んでいくということを、はっきりと国民に示すべきではないかと小野寺大臣に質しました。

個別的自衛権における武力行使の際の3要件(①我が国に対する急迫不正の侵害があること②この場合にこれを排除するための他に適当な手段がないこと③必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと)についても、実は自衛隊の防衛出動要件としては明記されておらず、あくまで政府の見解にすぎません。

そうした観点から、みんなの党は一貫して「必要最小限度の抑制的なものとするため、集団的自衛権の発動に当たっての要件を法律に明記すること」を主張しているのですが、小野寺大臣からは「現在与党が協議中であり、法整備のありかたは答弁する段階ではない」と断った上で「仮に解釈変更で集団的自衛権を行使していくとした場合には、必要な法案をお示しする中で、歯止めとなるようなものを示して審議頂くことになるかと思う」との答弁があり、防衛大臣が我々の主張に理解を示したことは大変意義のある答弁だと思っています。

本日の質疑概要は以下の通りです。

【指揮統制権】

○日米安保条約あるいはガイドラインにおける戦時の自衛隊の指揮権(徳地防衛省防衛政策局長)
○湾岸戦争、アフガン戦争での多国籍軍における指揮統制権(上村外務省中東アフリカ局長)
○イラク戦争における自衛隊の指揮統制権(中島防衛省運用企画局長)
○集団安全保障における自衛隊の指揮統制権(防衛大臣)
○集団的自衛権における自衛隊の指揮統制権(防衛大臣)

【自衛隊の任務】

○「積極的平和主義」と自衛隊の「主たる任務」の関係について(防衛大臣)
○集団的自衛権の行使と自衛隊の「主たる任務」の関係について(防衛大臣)
○「主たる任務の遂行に支障を生じない限度」かの判断基準について(防衛大臣)

【要件・指針について】

○「要件」「指針」と自衛隊法について(防衛大臣)

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